Division of Anesthesiology, Niigata University Graduate School of Medical and Dental Sciences

新潟大学大学院医歯学総合研究科

麻酔科学分野

NEWS

2015/8/5

研修医向け麻酔科入局説明会のご案内

今年度も初期研修医の先生方を対象に新潟大学医歯学総合病院麻酔科の入局説明会を開催いたします。

日 時:平成27年9月26日(土) 16:30〜
場 所:新潟大学医歯学総合病院中央診療棟2階
    手術室ラウンジ


麻酔科入局後のキャリア形成や、各専門分野の説明会を1時間程度開催後、付近の飲食店において懇親会を開催予定です。

麻酔科学に興味のある先生方にとって、この説明会が一助となれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

◎参加ご希望の方は麻酔科医局メール(masui@med.niigata-u.ac.jp)までお気軽にお問い合わせください。

2015/6/1

最優秀演題賞を2年連続ダブル受賞!!

先週末に神戸で開催された「日本麻酔科学会第62回学術集会」において、当科の大橋医師、馬場教授の両名を筆頭発表者とする各演題が、最優秀演題に選出されました。

昨年の日本麻酔科学会学術集会においても当科から最優秀演題が2題選出されており、2年連続ダブル受賞の快挙です。

大橋医師、馬場教授、おめでとうございました。

 

「トラネキサム酸の脊髄後角ニューロンにおける作用機序」
大橋宣子ほか

「細胞内Ca²⁺高速イメージング法による脊髄後角内の神経興奮伝搬の解析-興奮伝搬様式と鎮痛薬の作用について」
馬場洋

2015/5/11

日本麻酔科学会第62回学術集会発表のご案内

5月28日(木)から5月30日(土)に日本麻酔科学会第62回学術集会が、神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場で開催されます。
当科からは、一般演題は優秀演題2題を含む7題、若手奨励賞記念講演として1題を発表する予定です。

5月28日(木)
8:30-10:30 第8会場(ポートピアホテル南館 地下1階 ダイヤモンド)
[Q03-2](優秀演題)
「トラネキサム酸の脊髄後角ニューロンにおける作用機序」
大橋宣子ほか

10:10-11:25 第5会場(ポートピアホテル南館 地下1階 サファイア)
[Q04-5](優秀演題)
「細胞内Ca²⁺高速イメージング法による脊髄後角内の神経興奮伝搬の解析-興奮伝搬様式と鎮痛薬の作用について」
馬場洋

14:10-15:30 B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD1-14-2]
「胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術中の瘤内もやもやエコー残存検索は持続性エンドリーク検出に有用である」
今井英一ほか

16:00-17:00 ポスター会場(国際展示場1号館 2階)
[P1-40-3]
「術中レミフェンタニルの使用は婦人科手術においてPONV発生率を増加させない」
馬場洋

5月29日(金)
9:30-10:50  B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD2-02-6]
「過酸化水素のシナプス伝達における作用機序-脊髄前角運動ニューロンからのパッチクランプ記録-」
河野達郎、大橋正幸ほか

9:30-10:50 G会場(ポートピアホテル本館 地下1階 北野2)
[PD2-06-4]
「神経ステロイドDHEASはラット脊髄後角においてシグマ1受容体とNMDA受容体を介して痛覚増強作用を発揮する」
山本豪ほか

13:30-14:50  B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD2-10-1]
「中位胸椎レベルで硬膜外投与されたロピバカインの運動誘発電位及び体性感覚誘発電位に与える影響」
古谷健太ほか

14:40-16:00 第6会場(ポートピアホテル南館 地下1階 トパーズ)
[日本麻酔科学会若手奨励賞受賞記念講演]
「持続胸部傍脊椎ブロックによる感覚遮断範囲に対するロピバカイン濃度の影響:前向き無作為化二重盲検比較試験」
吉田敬之ほか

また、馬場教授が
5月28日(木)14:10-15:10、第11会場(ポートピアホテル本館 地下1階 偕楽2)で開催される招請講演
「脳浮腫研究の最前線-古くて新しい脳浮腫研究-」において座長を務めるほか、
河野准教授が
5月29日(金)14:40-16:40、第16会場(国際展示場2号館 3階)で開催される
シンポジウム「オピオイド受容体:再考」において「オピオイドの痛覚過敏と急性耐性」のタイトルで講演いたします。

みなさまのご訪問をお待ちしております。

 

2015/3/28

IARS 2015 Annual Meeting and International Science Symposium@Honolulu報告

2015年3月21-24日にハワイのホノルルで開かれたInternational Anesthesia Research Society(IARS)年次集会に当科医局員2名 (高松、大橋) が参加してきました。IARSは、麻酔科学に関連する臨床および基礎研究論文が掲載される「Anesthesia & Analgesia」という学術誌を毎月出版しており、IARSが開催する本集会も著明な国際学会です。

 

高松は、当院で現在行っている産科麻酔に関する臨床研究をポスター発表しました。日本と欧米における産科麻酔に対する考えの違いについてディスカッションが展開されました。今後の麻酔管理を考える上で、とても勉強になる発表でした。

私 (大橋) も、同じくポスターにて小児心臓麻酔に関する臨床研究を発表してきました。国際学会での発表は今回でまだ2回目でしたので、英語での質疑応答ができるか不安でした。しかし、ディスカッションは盛り上がり、多くの先生から大変参考になるご意見を頂くことができ、とても充実した発表となりました。

次回のIARS年次集会は、2016年5月にサンフランシスコで開催されます。国際学会を通じ多くの方々と意見を交換することで、幅広い視野を得ることができるので、ぜひまた参加したいと考えています。

2015/3/26

日本麻酔科学会若手奨励賞を受賞しました!

吉田敬之が、2015年の日本麻酔科学会若手奨励賞(臨床研究部門)を受賞しました。

2011年の古谷健太(若手奨励賞(基礎研究部門))、2013年の河野達郎(山村記念賞)に続く快挙です!

新潟大学麻酔科は、少ないマンパワーながら、日本麻酔科学会の主要な賞すべてを受賞できる教育・診療体制を有していることが証明されました。

 

なお、当科では2015年度限定で、「超音波ガイド下末梢神経ブロック研修」を実施する予定です。今回奨励賞を受賞した吉田が代表指導者となり、参加者は6カ月程度(応相談)新潟大学麻酔科に所属して末梢神経ブロックの手技を学んでいただくプログラムとなっています。
詳細については、麻酔科医局代表メール(masui@med.niigata-u.ac.jp)までお気軽にお問い合わせください。

2015/3/26

2014年下半期に当教室から発表された英語論文の一覧です

Petrenko AB, Yamazaki M, Sakimura K, Kano M, Baba H
Augmented tonic pain-related behavior in knockout mice lacking monoacylglycerol lipase, a major degrading enzyme for the endocannabinoid 2-arachidonoylglycerol
Behav Brain Res 271:51-8, 2014

 

2014/12/1

15th World Congress on Pain@Buenos Airesに参加してきました!

2014年10月6-11日に、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された15th World Congress on Pain に当科の医局員3名(河野、紙谷、倉部)が参加しました。2年に1度開催される痛み関連の大きな国際学会です。

 

私(倉部)は、リドカインの脊髄での作用機序についてin vivoパッチクランプ法を用いた解析結果を発表しました。発表は全てポスターの前で質疑応答をする形式で、初めての国際学会であり、英語の質問に答えられるか、かなり不安でしたが、何とか無事終えることができました。大変参考になる意見もあり、有意義な発表となりました。自分の英語力のなさを痛感しつつ、色々な意味でいい刺激になりました。

当院からは紙谷も発表しました。ポスター発表は、人が途切れることなく盛況で、たくさんの人から質問を受けおり、さすがだなあという感じでした。

ブエノスアイレスは日本の全く反対側の都市ということで、遠いことは覚悟していましたが、予想を上回る遠さでした。ドバイを経由し、途中ブラジルで給油し、30時間以上のフライトでした。初の国際学会がアルゼンチンというのは、色々と不安もありましたが、ブエノスアイレスの人たちは明るくて親切でした。英語はほとんど通じませんが、食事の注文や、地下鉄の乗り方など、困っていると町の人が助けてくれて、なんとかなるものだなあと思いました。タクシーの運転が乱暴なのには驚きましたが、とても気さくな人が多く、言葉はわからないけれど楽しい時間を過ごすことができました。

余談ですが、学会期間中、せっかくアルゼンチンに来たということもあり、イグアスの滝へ行ってきました。なかなか言葉では伝えられませんが、飛行機で30時間以上かかるとしても、是非もう一度行きたいと思うような迫力でした。

私の発表が最終日だったために、発表が終わると空港に向かい、また30時間以上かけて日本に戻り、新潟には夜遅く到着し、翌日から通常業務という体力的には辛い日程でしたが、それ以上に色々な経験ができ、今後の糧を得ることができました。
次回のWorld Congress on Painは2016年に横浜で開催されます。アルゼンチンとはうって変わって、比較的気軽に参加できる国際学会です。英語で発表をする機会を持つだけでも良い勉強になりそうです。

2014/11/5

2014年度麻酔科後期研修ガイダンスを開催しました。

去る2014年9月13日(土)、麻酔科後期研修ガイダンスを開催いたしました。

当日は初期研修医5名、医学科学生1名に参加していただきました。
出席いただいた先生方の麻酔科への興味の高さに、医局員のテンションも上昇、会話も弾み、大盛況のうちに終了致しました。

出席いただいた先生方、本当にありがとうございました。
今後の皆様のご活躍を祈念すると共に、将来一緒に働ける日が来ることを、心より願っております。

また、当科の見学等については随時募集しておりますので、ご興味ある先生は是非ご一報ください。

なお、左の画像の詳細は下記をクリックして頂く事でご覧いただけます。

2014/9/30

29th Annual Meeting of EACTA @Florence に参加してきました!

 2014年9月17-19日にイタリア・フィレンツェで開催された、第29回ヨーロッパ心臓血管麻酔学会 (European Association of Cardiothoracic Anaesthesiologists : EACTA) 年次学術集会に当科の今井英一が参加してきました。本当は今春のSCAに参加する予定だったのですが、諸般の事情でこちらの学会に参加することにしました。
 あいにく第19回日本心臓血管麻酔学会学術大会と重複する日程であったため、日本からの参加は今井を含め2名で、ドイツから参加した山本知裕先生を加えても日本人は3名でした。

 

 今井は胸部ステントグラフト内挿術に関する研究をePoster形式で発表しました。ずっと自分の中で課題であった国際学会デビューをようやく果たしました。たどたどしい英語ながら、なんとか質疑応答も乗り越え、いい刺激を受けてくることができました。

 現在ドイツで修行中の山本知裕先生もePosterで発表しました。英語での初発表に不安を感じた今井が、後輩を強引に誘いました。
 彼はLiSAにドイツ滞在記を連載しています。ご興味がある方は、是非ご一読を。

 フィレンツェは街全体が美術館のような魅力的な街並で、非日常の世界でした。どこへ行くにも徒歩圏内で、散策するのがとても楽しいところも魅力です。

 参加してみて、また国際学会で発表したいというモチベーションが溢れてきました。今度は自分の発表だけでなく、若い先生のサポートも行い、一緒に参加したいと思います。

2014/9/13

33rd Annual ESRA Congress 2014@Sevilleに参加してきました!

 2014年9月3-6日にスペインの都市セビリアで開かれた、第33回欧州区域麻酔学会(The European Society of Regional Anaesthesia & Pain Therapy; ESRA)年次集会に当科医局員が参加してきました。
 日本から参加した麻酔科医は計29名で、そのうち4名が新潟大学麻酔科の所属でした。

 

 鈴木先生はポスター発表を行いました。初期研修医のときに行った研究をブラッシュアップし、大舞台での発表に結びつけました。麻酔科後期研修2年目で国際学会に参加できたことは貴重な経験になると思います。

 同じく後期研修2年目の森岡先生は、なんと初海外学会発表で口頭発表に割り振られてしまいました(もちろん英語での発表・質疑応答です)。緊張の色は隠せませんでしたが、しっかりと発表していました。

 本稿文責者の吉田の発表はポスターディスカッションという形式で行われました。ポスターの前で口頭でプレゼンテーションを行った後、質疑応答が行われます。英語は苦手ですが、本学会では自分の発表も含め聴衆からの建設的なフィードバックが多く、今後の糧を得ることができました。

ー来年のESRA年次集会は、9月2-5日の日程で、スロベニアのリュブリャナという都市で開かれますー

 当科では若い先生方の学会発表・論文執筆のサポートも積極的に行っております。ぜひ一緒に参加しましょう!!

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