2016/6/3
研修医向け麻酔科医局説明会開催のお知らせ
今年度も初期研修医の先生方を対象に新潟大学医歯学総合病院麻酔科の入局説明会を開催いたします。
日 時:平成28年6月25日(土) 16:30〜
場 所:新潟大学医歯学総合病院中央診療棟3階
第6検討会室
麻酔科入局後のキャリア形成や、各専門分野の説明会を1時間程度開催後、付近の飲食店において懇親会を開催予定です。
例年9月に開催しておりましたが、今年は時期を早めました。麻酔科学に興味のある先生方にとって、この説明会が一助となれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
◎参加ご希望の方は麻酔科医局メール(masui@med.niigata-u.ac.jp)までお気軽にお問い合わせください。
2016/6/1
最優秀演題おめでとう!!
先週末に福岡で開催された「日本麻酔科学会第63回学術集会」において、当科の大西医師を筆頭発表者とする演題が、最優秀演題に選出されました。
演題名『末梢の血流遮断によるフラビン蛋白蛍光応答の増強と一酸化窒素の関連性』
ここ数年日本麻酔科学会学術集会において当科から最優秀演題が選出されており、連続受賞の快挙です。
大西医師、おめでとうございました!!
2016/4/20
新年度スタート!新しい仲間です。
木村 明日香 先生
田中 萌生 先生(京都府立医大より)
2016/4/20
第83回 新潟麻酔科懇話会 第62回 新潟ショックと蘇生・集中治療研究会のお知らせ
日時:平成28年6月11日(土)
午前10時より
会場:有壬記念館2階
特別講演:秋田大学大学院医学系研究科医学専攻病態制御医学系麻酔蘇生疼痛管理学講座
教授 西川俊明 先生
演題締切:平成28年4月28日(金)
演題名、共同演者名のほかに80字以内で要旨も併せてご登録をお願いいたします。
抄録締切:平成28年6月4日(金)厳守
懇話会当日、受付にて抄録集を配布致しますので、400字程度の抄録をワードファイル形式にてご提出下さい。
2016/2/14
2015年に当教室から発表された英語論文の一覧です
Watanabe T, Yanabashi K, Moriya K, Maki Y, Tsubokawa N, Baba H
Ultrasound-guided supraclavicular brachial plexus block in a patient with a cervical rib
Can J Anaesth 62(6):671-3, 2015
Watanabe T, Sasaki M, Komagata S, Tsukano H, Hishida R, Kohno T, Baba H, Shibuki K
Spinal mechanisms underlying potentiation of hindpaw responses observed after transient hindpaw ischemia in mice
Sci Rep 5:11191, 2015
Ishii H, Petrenko AB, Tobita T, Furutani K, Baba H
Anaesthesia and orphan disease: marked attenuation of motor evoked potentials by high-dose dexmedetomidine in a child with Angelman syndrome undergoing scoliosis surgery: A case report with pharmacokinetic analysis
Eur J Anaesthesiol 32(8):587-9, 2015
Hiruma M, Watanabe T, Baba H
Using lung ultrasound in an infant to detect bronchial intubation not previously identified by auscultation
Can J Anaesth 62(10):1121-2, 2015
Petrenko AB, Yamazaki M, Sakimura K, Kano M, Baba H
Genetic inactivation and prolonged pharmacologic inhibition of monoacylglycerol lipase have opposite effects on anesthetic sensitivity to propofol
Eur J Pharmacol 765(10):268-73, 2015
Ohashi N, Sasaki M, Ohashi M, Kamiya Y, Baba H, Kohno T
Tranexamic acid evokes pain by modulating neuronal excitability in the spinal dorsal horn
Sci Rep 5:13458, 2015
Ohashi N, Denda S, Furutani K, Yoshida T, Kamiya Y, Komura R, Nishimaki H, Iinuma Y, Hirayama Y, Naitou S, Nitta K, Baba H
Ultrasound-guided ilioinguinal/iliohypogastric block did not reduce emergence delirium after ambulatory pediatric inguinal hernia repair: a prospective randomized double-blind study
Surg Today, 18 Nov 2015 DOI: 10.1007/s00595-015-1280-6 [Epub ahead of print]
Suzuki H, Kamiya Y, Fujiwara T, Yoshida T, Takamatsu M, Sato K
Intrathecal morphine versus epidural ropivacaine infusion for analgesia after Cesarean section: a retrospective study
JA Clinical Reports 1:3, 2015
Morioka H, Kamiya Y, Yoshida T, Baba H
Pectoral nerve block combined with general anesthesia for breast cancer surgery: a retrospective comparison
JA Clinical Reports 1:15, 2015
Shimizu H, Kamiya Y, Nishimaki H, Denda S, Baba H
Thoracic paravertebral block reduced the incidence of chronic postoperative pain for more than 1 year after breast cancer surgery
JA Clinical Reports 1:19, 2015
Yoshida T, Onishi T, Furutani K, Baba H
A new ultrasound-guided pubic approach for proximal obturator nerve block: clinical study and cadaver evaluation
Anaesthesia, 1 Dec 2015 DOI:10.1111/anae.13336 [Epub ahead of print]
Ohashi M, Hirano T, Watanabe K, Katsumi K, Ohashi N, Baba H, Endo N, Kohno T
Hydrogen peroxide modulates synaptic transmission in ventral horn neurons of the rat spinal cord
J Physiol, 7 Dec 2015 DOI: 10.1113/JP271449 [Epub ahead of print]
Watanabe T, Sekine M, Enomoto T, Baba H
The utility of anatomic diagnosis for identifying femoral nerve palsy following gynecologic surgery
J Anesth, 11 Dec 2015 DOI: 10.1007/s00540-015-2113-x [Epub ahead of print]
Yoshida T, Watanabe Y, Furutani K
The proximal approach for ultrasound-guided infraclavicular brachial plexus block
Acta Anaesthesiol Taiwan, 19 Dec 2015 DOI: 10.1016/j.aat.2015.11.003 [Epub ahead of print]
2015/11/13
Neuroscience 45th Annual Meeting@Chicagoに参加しました!
2015年10月17-21日にアメリカのシカゴで開かれたNeuroscience年次集会に当科医局員3名 (河野、倉部、大橋)と当院整形外科医局から1名が参加してきました。運営組織である“The Society for Neuroscience”は、脳、脊髄、末梢神経といった神経系を研究する多くの科学者や神経内科、脳神経外科、麻酔科などの臨床医が所属する、世界で最も大きい組織です。そのため学会参加人数は毎年約30000人を超え、最先端で活躍する研究者たちと交流することで幅広い知識を得ることができる場所として知られています。今回、私たちも当教室で行ってきた基礎実験の成果を発表するために参加してきました。
倉部は、現在行っているリドカインに関するin vivoの研究をポスター発表しました。局所麻酔薬は昔から広く使用されていますが、未だ作用機序が不明な薬剤であり、多くの研究者が解明しようと挑んでいる分野です。そのため局所麻酔に関する演題は多数あり、今後の研究に役立つ情報が多くあり、とても刺激的な学会でした。
私 (大橋) も、同じくポスター発表にてトラネキサム酸に関するin vitroの研究を発表しました。私は国際学会での発表は今回で3回目になりますが、たどたどしい英語のため質疑応答ができるか今回も非常に緊張しておりました。しかし、多くの方がポスター発表を聞きに来てくださったため、ディスカッションは非常に盛り上がりとても充実した発表となりました。
本学会は全行程で5日間と長期に開催されました。そして連日、朝8時から夕方5時までのフル参戦でしたので、一日の歩数が20000歩を超えたというかなりハードなスケジュールでした。また、シカゴはすでに寒くダウンコートが必需品でした。そのため、私は最終日に39度の熱発し、シカゴにおける最後の晩餐を逃すという大失態を犯してしまいました。次回のNeuroscience年次集会は、2016年11月にサンディエゴで開催されます。サンディエゴは西海岸で気候が穏やかな地域です。体調を整え、そしてもう少し体力をつけ、また来年の国際学会に参加したいと考えています。
2015/9/26
34th Annual ESRA Congress 2015@Ljubljanaに参加してきました!
2015年9月2-5日にスロベニアの首都リュブリャナで開かれた、第34回欧州区域麻酔学会(The European Society of Regional Anaesthesia & Pain Therapy; ESRA)年次集会に当科医局員の吉田が参加しました。昨年は当科からは4名が参加しましたが、今年は私ひとりの参加となりました。
スロベニアは中欧に分類され、西はイタリア、北はオーストリア、東はクロアチア、南はアドリア海に面しています。面積は四国と同程度です。以前はユーゴスラビアの一地域でしたが、1992年に独立を果たしています。
公用語はスロベニア語ですが、ほとんど全ての場所で英語が通じました。ドイツ語、イタリア語などを解する人々も多いようでした。
リュブリャナの旧市街の中心部にはリュブリャナ城があり、周囲は川と緑に囲まれています。家々の屋根は赤茶一色で、木々の緑とのコントラストが美しかったです。
街は清掃が行き届いており、治安も良好でした。日本ではマイナーな国のひとつですが、旅行初心者にも安心してオススメできる国のひとつであると個人的には思いました。
私は国際学会でのポスター発表は今回が3回目でした。相変わらず英語はたどたどしいですが、3回目ともなるとさすがに場慣れはしてくるようで、緊張はほとんどしませんでした。最初の発表のときは数日前から、2回目は1時間前からひどく緊張していたので、大いなる進歩です。内容的にも、今までの発表と比べて一番多く(5〜6個)の質問をいただくことができました。発表を聞きに来てくださっていた他の日本人の先生のお力添えを得る幸運にも恵まれ、質問に対してはしっかり答えることができたと思います。その甲斐もあってか、”ESRA BEST E-POSTER COMPETITION”という審査において、第3位を獲得することができました!ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
学会にはかなり精力的に参加しましたが、空いた時間には観光も楽しみました。スロベニアは非常に多くの鍾乳洞があることでも有名です。レンタカーを借りて1時間弱ドライブした先の山奥にある鍾乳洞で行われている、鍾乳洞探索ツアーに参加しました。この鍾乳洞は内部に多くの湖と川がある「まだ生きている」鍾乳洞であり、人の手が加えられている部分も最小限となっています。そして、環境保全のため、ツアーに参加できるのは1日4名までに限定されています。インストラクターによる説明(スロベニア語または英語)を受けながら、ゴムボードに乗って水脈をたどっていくツアーで、日本では決して体験できない珍しい世界が広がっていました。
帰りのリュブリャナ空港(首都の国際空港ですが、日本の地方空港くらいの大きさです)から見えるアルプスの景色も美しかったです。
来年のAnnual ESRA Congressは9月の第1週にオランダのマーストリヒトで開かれます。来年も参加できるよう、日々頑張っていきたいと思います。
2015/8/5
研修医向け麻酔科入局説明会のご案内
今年度も初期研修医の先生方を対象に新潟大学医歯学総合病院麻酔科の入局説明会を開催いたします。
日 時:平成27年9月26日(土) 16:30〜
場 所:新潟大学医歯学総合病院中央診療棟2階
手術室ラウンジ
麻酔科入局後のキャリア形成や、各専門分野の説明会を1時間程度開催後、付近の飲食店において懇親会を開催予定です。
麻酔科学に興味のある先生方にとって、この説明会が一助となれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
◎参加ご希望の方は麻酔科医局メール(masui@med.niigata-u.ac.jp)までお気軽にお問い合わせください。
2015/6/1
最優秀演題賞を2年連続ダブル受賞!!
先週末に神戸で開催された「日本麻酔科学会第62回学術集会」において、当科の大橋医師、馬場教授の両名を筆頭発表者とする各演題が、最優秀演題に選出されました。
昨年の日本麻酔科学会学術集会においても当科から最優秀演題が2題選出されており、2年連続ダブル受賞の快挙です。
大橋医師、馬場教授、おめでとうございました。
「トラネキサム酸の脊髄後角ニューロンにおける作用機序」
大橋宣子ほか
「細胞内Ca²⁺高速イメージング法による脊髄後角内の神経興奮伝搬の解析-興奮伝搬様式と鎮痛薬の作用について」
馬場洋
2015/5/11
日本麻酔科学会第62回学術集会発表のご案内
5月28日(木)から5月30日(土)に日本麻酔科学会第62回学術集会が、神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場で開催されます。
当科からは、一般演題は優秀演題2題を含む7題、若手奨励賞記念講演として1題を発表する予定です。
5月28日(木)
8:30-10:30 第8会場(ポートピアホテル南館 地下1階 ダイヤモンド)
[Q03-2](優秀演題)
「トラネキサム酸の脊髄後角ニューロンにおける作用機序」
大橋宣子ほか
10:10-11:25 第5会場(ポートピアホテル南館 地下1階 サファイア)
[Q04-5](優秀演題)
「細胞内Ca²⁺高速イメージング法による脊髄後角内の神経興奮伝搬の解析-興奮伝搬様式と鎮痛薬の作用について」
馬場洋
14:10-15:30 B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD1-14-2]
「胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術中の瘤内もやもやエコー残存検索は持続性エンドリーク検出に有用である」
今井英一ほか
16:00-17:00 ポスター会場(国際展示場1号館 2階)
[P1-40-3]
「術中レミフェンタニルの使用は婦人科手術においてPONV発生率を増加させない」
馬場洋
5月29日(金)
9:30-10:50 B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD2-02-6]
「過酸化水素のシナプス伝達における作用機序-脊髄前角運動ニューロンからのパッチクランプ記録-」
河野達郎、大橋正幸ほか
9:30-10:50 G会場(ポートピアホテル本館 地下1階 北野2)
[PD2-06-4]
「神経ステロイドDHEASはラット脊髄後角においてシグマ1受容体とNMDA受容体を介して痛覚増強作用を発揮する」
山本豪ほか
13:30-14:50 B会場(ポートピアホテル本館 2階 すみれ)
[PD2-10-1]
「中位胸椎レベルで硬膜外投与されたロピバカインの運動誘発電位及び体性感覚誘発電位に与える影響」
古谷健太ほか
14:40-16:00 第6会場(ポートピアホテル南館 地下1階 トパーズ)
[日本麻酔科学会若手奨励賞受賞記念講演]
「持続胸部傍脊椎ブロックによる感覚遮断範囲に対するロピバカイン濃度の影響:前向き無作為化二重盲検比較試験」
吉田敬之ほか
また、馬場教授が
5月28日(木)14:10-15:10、第11会場(ポートピアホテル本館 地下1階 偕楽2)で開催される招請講演
「脳浮腫研究の最前線-古くて新しい脳浮腫研究-」において座長を務めるほか、
河野准教授が
5月29日(金)14:40-16:40、第16会場(国際展示場2号館 3階)で開催される
シンポジウム「オピオイド受容体:再考」において「オピオイドの痛覚過敏と急性耐性」のタイトルで講演いたします。
みなさまのご訪問をお待ちしております。