Division of Anesthesiology, Niigata University Graduate School of Medical and Dental Sciences

新潟大学大学院医歯学総合研究科

麻酔科学分野

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麻酔科研修医日記

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6:15
起床。まあいつもと変わらない朝である。
トーストにバター&ハニーの朝食を食べ、自宅を出る。
7:15
手術室到着。麻酔科の術衣は、すでに制服と化した。
朝はゆとりを持って準備することにしている。
特に合併症のない患者さんの麻酔であれば、10分は僕には過ぎた時間だ。
7:45
朝の検討会が始まる。自分のプレゼンテーションも終わりほっと一息…
8:30
患者さんが入室する時間だ。いつものように硬膜外カテーテルを、すっ…と入れたいところだが、いつもそうとは限らない。横で見ていた上級医が、手袋を出し始めた。そのプレッシャーはいつも僕に力をくれる…これで術中術後の鎮痛は心配ないはずである。
11:00
空腹は生理現象であり、逆らえない。
しかし、仕事の性質上、思い通りの時間に食べられるとは限らない。
理性と本能の戦いが始まった…
12:00
つかの間の食事交代。これも仕事がら、弁当などで済ますことが多い。
今日の弁当のおかずはクリーンヒットだ。ささやかな喜びの一つである。
16:30
今日の麻酔は、ほぼ思い通りにできた。患者さんを見送った後、
「患者さん楽そうだったね。上出来!」
と褒められた。悪い気はしないが、少し照れくさい。
17:00
術前診察に向かう。手術が長くなってしまうと遅い時間になりがちだが、今日は早い時間にゆっくりと、患者さんと話ができた。
18:00
麻酔計画を作成、上級医にコンサルテーションを行う。
難しい症例ではここで頭を抱えることもしばしばだ。
叱責を受ける…ことはあまりないが、まだまだ修行が足りない感は否めない。
麻酔科は、幅が広いというか、奥が深い。
19:00
同期が終わるのを待って、少しだけ夜の街へ出かけてみようかな…「気がつくと朝」なんてことがありませんように…

※ちょっとだけ脚色しておりますが、あしからず。

吉田 敬之